今回は「雲レジン」の作り方をお伝えします。
こんな感じの雲レジン作品、見たことがある方も多いと思います。
難しそうに見えるかもしれませんが、レジン初心者さんでも簡単に作ることができます^^
★雲レジンに必要な材料★
・レジン、着色料
・モールド
・練り消し ←これで雲を作ります
いろいろな手法で雲レジンを作っている方がいらっしゃいますが、私は練り消しで作っていますので、その方法をご紹介しますね。
また、この卵型のモールドは、立体的な作品が作れるものです。
それでは早速作り方のご紹介!
①まずは背景のレジンを作ります。この雲レジンですが、卵を上からぱっかり半分に割ったタイプのモールドを使っていますので、片面には雲レジンを、そしてもう片面(=背景)には着色レジンを使って作っていきます。

今回は、単色ではなく3色用意しました。より幻想的な色合いが出せますので!
着色剤は、主にレジン道さんのものを使っています。
レジン道さんの着色剤は、レジンに混ぜてもムラができにくく、きれいに混ざります。さらに抜群の透明度です。色もきれいで様々な色合いのものがあります。(今回使用したのは、アリスティックブルー、パライバブルー、マリンブルー)

実際にレジンを入れてみました。3色入れて、楊枝でクルクル少しかき混ぜます。モールドめいっぱいに入れて硬化してください。私はLEDレジンを使っていますのですぐに硬化しますが、UVレジンの方はレジンを少しずつ入れて硬化してもいいかもしれません。
②練り消しで雲をつくります
練り消しって皆さんご存じですよね?小学生くらいの時に流行ったアレです。文房具屋さんに行けば絶対に売っています。雲を作りますので、白い練り消しを用意してください。
(ちなみに、私は普通のものが入手できず、バニラの香り付きを使っています笑。もちろん作品が香ることはありません。)
この練り消しを、とにかくよーーーーく練ってください。練り消しが温まってきます。
だいぶ温まったら、左右にびろーーんと伸ばします。

伸ばした練り消しを、そのまま作業台に着地させます。(私はダイソーの粘土板を日ごろから使っています)
練りが甘いとこのように細かく練り消しが伸びません。ぶつっと切れてしまいます。なのでしっかり練ってくださいね。
③いよいよ雲をレジンに投入します。
楊枝で伸ばしたレジンを少しずつ拾って、レジンの中に入れていきます。

こんな感じで軽くすくいます。なるべくふわふわ感が損なわれないように・・・
先ほど色付きのレジンを入れたものの反対側のモールドに、レジンを少し入れます。全部ではないです。今度は空の立体感を出すために何層かに分けて硬化していきます。
練り消しを楊枝ですくって、レジンに入れる、を繰り返します。この際、楊枝にレジンがついたまま練り消しをすくおうとするとふわふわ感が消えてしまうので、必ず楊枝についたレジンはティッシュで拭いてから、練り消しをすくってくださいね。
肝心な雲の配置なのですが・・・正直、適当です。笑
最初は、他の作家さんの作品や青空の写真を見ながらイメージして作ってみるといいかもしれません。結構適当でもうまくいきます。コツとしては、大きな雲の塊と小さな雲の塊を作ることでしょうか?
できたら、一度硬化して、2層目に入ります!
1層目とは少しずつ雲の位置をずらして配置しましょう。
写真のように気泡が出ますが、大きなものはつぶしておいてもいいかもしれません。ただこの手の作品は、気泡も作品の一部と考えても問題ないです!

2層目を硬化し、3層目の硬化前の写真です。
ここまで来たら、硬化しないでください!先ほどの着色レジンと合体させます!
さらに、合体させるときのコツとして、レジンをモールドぴったりではなく、ぷっくりさせるくらいのせてください。ここのレジンが少ないと、張り合わせて硬化した際にレジンが足りず大きな気泡ができてしまい、非常に悲しいことになります。(´;ω;`)ウッ…
④いよいよモールドを張り合わせます!

雲レジンの方を下にして、硬化済の着色されたレジンを載せてください。
しっかり張り合わさったのを確認したら、しっかり硬化します。
固まったら、一度ひっくり返して裏側からも硬化しましょう。
十分に固まったら・・・いよいよモールドから取り出します!

じゃーん!無事に雲レジン卵の完成です★
この後、バリを取ってひたすら研磨して、コーティングをして完成です!(※ここの行程はまた別の記事で後日ご紹介しますね)

今回はこんな感じで王冠をつけてネックレスにしてみました。
いかがでしたでしょうか?
立体モールドが難しければ、半球のモールドなどで、雲レジン部分だけつくり、一番最後に着色レジンを背景として塗ってから硬化すれば同じように雲レジンが作成できます。
ぜひ、いろいろ試してみてくださいね!